お正月に欠かせない縁起物といえば、鏡餅もその1つです。
しかし、この鏡もちの正しい飾り方や飾るべき時期など、しっかり理解できていますか?
では基本のルールをまず見てみましょう。
鏡餅は餅はいつ飾る?
鏡餅は、というより正月飾りは、12月26日から28日の間に準備して飾ります。
特に、28日は末広がりの「8」があるので飾る人も多いようです。
下げる日と食べる日は同じでこの日を「鏡開き」といいます。
ですがこの鏡開きの日は実はちゃんと決まってません。
一般的には1月11日なのですが土地の風習で、全く違う日に鏡開きを行なうこともあります。
逆に言えば、特に指定がなければ一般の鏡開きである1月11日で問題は無いようですよ。
正月の鏡餅はいつからいつまで飾っていいの?
地方で異なりますが多くの場所でのお正月(松の内)は1月7日まで。一部は1月15日です。
1月11日はこの松の内の数日後なので一番自然な日にちでもありますね。
1月15日まで松の内の地域では、1月20日に鏡開きを行なうことになります。
ここでは鏡餅を下げる時期といつ食べるのかについて詳しく見ていきましょう!
鏡餅を下げる時期はいつ?
お正月の鏡餅は12月の26日から28日の間に、遅くても30日には飾りましょう。25日はクリスマスもありますしちょっと早いですよね。
29日は苦餅(苦持ち)といって二重苦に通じるので避けられます。
また31日も1夜飾りといって門松などと同じく一夜飾りとして好まれません。
(お葬式の飾りと同じなんです)
他にも31日の早朝にはすでに新しい年神様が来ているから、ともいいます。
下げる場合は1月11日の鏡開きの時に下げます。
地域によっては15日の場合もあります。
下げる時の日にちは地域によっても変わってくるので不安な場合は確認しておきましょう。
鏡餅の風習と意味。
鏡餅は、供えて食べるまでがセットで1つの風習となっています。
お餅をついて神様にお供えした後はそのまま鏡開きをします。
鏡開きにお供え物をを下げてそのまま食べることに意味があります。
穀物の神様へのお供えを頂くことで
- 無病息災
- 健康長寿
- 子孫繁栄といった
神様のご利益を得ることができるんですね。
鏡餅のマナー
鏡開きにももちろんマナーがあります。まず三が日や松の内(多くが7日)が終わるまでは鏡開きをしません。
松の内までは年神様がいらっしゃり、感謝と敬意を込めてお供えしているので、早めに下げてしまうと失礼になります。
鏡餅の割り方・切り方
それからお餅に刃物は使わないこと。
これは白いお餅が重なっている見た目が人の腹に似ていることからも、刃物で切ることで、切腹を連想してしまうから。
木槌で砕くのがいいのですが砕けない時は柔らかくなるまで水につけてから電子レンジで温めます。
こうすることで手でもちぎることができるようになるんですね。
最近は小さいパックのお餅が入った割らなくてもいい鏡餅も売られています。
鏡餅の食べ方
鏡餅は多くの場合、お雑煮やおしるこなどが定番でお餅になることが多いのですが
特に「これだけは!」という料理は存在していません。
なのでお好みの味をつけるもよしグラタンやピザのような、未知の味を探求するもよし
自分のお好みの方法でお餅を食べましょう!
まとめ
鏡餅は12月26日から28日もしくは30日に飾ります。
これは29日と31日のそれぞれの縁起が良くないため一般的に避けられているためです。
鏡餅を下げるのは、松の内が過ぎてから。
一般的には1月11日ですが、場所によっては15日の事もあります。
鏡餅を下げる時は鏡餅を砕いて食べるまでが大体の流れです。
これを鏡開きといいます。
鏡開きのお餅を食べることで神様のご利益を得ることができてしまうんですね。
ちなみに、鏡餅を砕く時は刃物はダメです。
鏡餅が重なっているのは人のお腹のようなので切腹に見えてしまうためです。
鏡餅を砕く時は、小槌のような木製ハンマーを使うのが一般的です。
食べる方法は問われないのでお好きな方法で召し上がれ!
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