最近テレビなどでは、健康を取り上げている番組が数多く放送されていますね。
ネットでもたくさんの情報を手に入れることができます。
心拍数と寿命の関係についても、たくさんの情報が流れています。
その中でも心拍数が早いと寿命が短いという話は本当なんでしょうか?
今回は心拍数と寿命の関係について一緒に考えてみようと思います。
心拍数から寿命を計算する方法をかんたんに説明します
心拍数と寿命の関係を探る前にまずは心拍数について知っておきましょう。
心拍数とは、心臓が一分間に何回拍動するかの回数です。ドクンドクンと心臓が動いていますよね。その回数です。
だいたいの場合、脈拍=心拍数となりますが、不整脈がある場合などはこれに当てはまらないこともあります。
成人の正常値は60〜100とされています。
心拍数は心電図で正確な値が測定できますが、毎日の心拍数の測定の方が必要です。
自分で測定できる方法を覚えておきましょう。
心拍数の正しい測定方法
まずは必ずリラックスした状態で測定してください。
手首には太い動脈である橈骨動脈が通っています。こちらに人差し指と中指、薬指の3本を揃えて当てます。当てた状態で1分間の脈拍を数えてください。
1分間はなかなか長いので数えられない場合は30秒数えて数を2倍にしても大丈夫です。
寿命の計算方法について
では、次に「寿命」について整理します。
哺乳類は、動物の種類に関わらず一生のうちに打つ心拍数の数が決まっているという法則を聞いたことはありませんか?
だいたい一生のうちで20億〜25億回と言われています。
例えばハツカネズミの心拍数は1分間で600回、寿命はだいたい2〜3年です。
ゾウの心拍数は1分間で30回、寿命は80〜100年です。
基本的に小さくて体重の軽い動物は心拍数が早く、寿命も短命なものが多いです。
これは人間にも当てはまるので、これで計算できますよね。
では心拍数が少ない方が長生きできるということになるのでしょうか?
ただ、心拍数は一生変わらないわけではありませんよね。子供時代の心拍数と年を取った状態での心拍数とではおそらく数値が違うことでしょう。
そのため、この計算式が果たして当てはまるのかどうかというと、疑問が残りますよね。
心拍数と寿命は関係ない!という人もいるが実際は?
心拍数が少ない方が寿命が長くなるということは、できるだけ心拍数が少ない方がいいという結論になってしまいます。
しかしながら、心拍数が少なすぎるのも大きな問題があります。
心臓は体の器官の中でもとても大切な器官ですよね。
心臓が元気に働かないと、体の隅々にまで酸素を送ることができません。
心拍数が少なすぎると全身が酸素不足になってしまいます。
脳の酸素不足になってしまうと、頭がぼーっとしてしまったりする可能性があります。
また全身倦怠感に襲われてしまったりと体の不調をきたします。つまり健康状態が保てないということになってしまいます。
寿命を決定するのは心拍数ではない?
また、いろんな専門家の意見としては寿命を心拍数だけでは決められないという考え方もあります。
健康な生活を送ることが長生きするためには大前提ですよね。心拍数が少ないからといって不摂生な生活を送っていたら間違いなく短命になると思いますよ。
また、飲酒、タバコなどの影響も大きいと思います。
血管年齢という言葉を聞いたことはありますか?血管年齢が若いと心疾患や脳卒中などになりにくいと言われています。
血液ドロドロの状態だと病気になりやすいということですね。
まとめ
いかがでしたか。人間の寿命はいろんな要素が相まって決まってくるものと思われます。
心拍数だけで決まるものではないのかもしれませんね。
でもこれもひとつの指標となることは間違いないと思いますので、一度計算してみてくださいね。
コメント